初めてのキッチンリフォーム | 検討の進め方

こんにちは、デザインキッチンTOKYOのイシハラです。
今回はキッチンのリフォームを検討するにあたって、2020年現在日本ではどのようなキッチンの選択肢があるのか、どのように検討を進めたら良いのかをかいつまんで解説してみたいと思います。
どんな選択肢があるのかを知りましょう
●まずは実物を見るところから始めましょう。

艶々で美しい扉。実物を見ないことには判断できませんね♪
キッチンリフォームを検討するにあたって、みなさまインターネットでいろいろな画像を探して、キッチンの色やレイアウトを知ることになると思いますが、兎にも角にも実際に実物を見に行ってみましょう。
国内システムキッチンか海外キッチンか、それともオーダーキッチンか
●キッチンには大きく分けると3種類の選択肢があります。
キッチンの種類で大きく分けるとすると、
- 国内システムキッチン
- リクシル
- TOTO
- クリナップ
- タカラスタンダード
- トクラス
- パナソニック など
- 海外キッチン
- ジーマティック
- ポーゲンポール
- ダーダ
- ボフィ
- アルミルモ
- ユーロモービル
- プルトハウプ など
- 国内オーダーキッチン
- キッチンハウス
- クチーナ
- アムスタイル
- レザルク
- インテンザ
- アニーズ
- FILE など
という分け方ができます。
それぞれどう違うかというと、
- 国内システムキッチン
→規格がおおよそ決まっている。(色・形・レイアウト)
→日本人のきめ細やかな性格をターゲットにした独自の収納や水栓などの
- →部分的なレイアウトの調整には対応可能。
→他と比べると金額的に手ごろな設定から存在する。
- 海外キッチン
→デザイン性が高いのが特徴(特に家具、インテリアとして考えられている)
→収納は割とシンプル。
→どんなレイアウトにでも対応できる。
→基本的にはかなり高い。
- 国内オーダーキッチン
→デザイン性が高いのが特徴(特に家具、インテリアとして考えられている)
→収納は割とシンプル。
→どんなレイアウトにでも対応できる。
→国内システムキッチンよりは高いが、海外キッチンほど高く無いものから存在する
という違いがあります。
↓国内キッチン例

↓こちらは海外キッチン例(国内取扱商品:バルクッチーネ)。なんとなく国内には無いシャープな印象がありますよね、そしておそらく大きな住まいを前提としてるので、間取りが変わっていることが多いです(=家具としての位置付けがより強いです)。

↓こちらは国内オーダーキッチン(弊社取扱:キッチンハウス)。海外のキッチンのような家具としてのインテリアコーディネートがなされています。メーカーキッチンではなかなかこのデザインは難しく、だからこそこのデザインだとかなり高くはなります。

↓こちらは海外キッチン(それも最高峰のジーマティック-弊社取扱-のキッチンです)。ジーマティックのキッチンは扉などのこだわりがものすごくて、細部に至るまで末長く使えるような強度設計とデザインが行われております。価格は600万円前後がこのメーカーのエントリーレベルですので、このクラス(ダーダ・ボフィ・プルトハウプ)のキッチンを選ばれる方々はかなりデザインにこだわりを持つとともに、お財布にも余裕のあるクラスの方かと存じます。


↓こちらは、ヨーロピアンなデザインですが、国内オーダーキッチン(弊社取扱:クチーナ)のキッチンです。国内メーカーキッチンではこのような綺麗な框組みの扉を選択することは難しく、自ずとオーダーキッチンを選択する必要があります。


↓国内オーダーキッチン系。とは言っても、一般の方からはどのように国内のシステムキッチンと差があるのかはあまりわからないほど、メーカーキッチンのデザインも高くなりつつあります。個人的には国内システムキッチンメーカがあと10年したら、国内オーダーキッチンのデザインとほぼ変わらなくなるのではと感じています。

↓こちらは…実は国内システムキッチンです。このように高いオーダーキッチンでなくとも、国内の機能性の良いメーカーシステムキッチンでもおしゃれに、そしてコスパよくキッチンを取り入れることが可能です。

どこで見ることができるの?
例えば東京で言うと、システムキッチンのメーカーは新宿にメインのショールームを揃えていることが多いです、リクシル、クリナップ、トクラス、TOTO、タカラスタンダードなど。
パナソニックだけは新橋にあります。
海外キッチンは青山や外苑近辺に点在してショールームがあります。バルクッチーネ、ジーマティック、アルミルモ、ユーロモービル、ダーダ、ボフィなど。
国内オーダーキッチンは渋谷(恵比寿寄)の旧山手通沿いに点在しており、アムスタイルやクチーナ、ちょっと離れますが上野毛にキッチンハウスなどがあります。
あとは、国内オーダーキッチンは新宿のOZONに多くが入っていることが多いです。
- レザルク(OZON)(東京)
- インテンザ(OZON)(東京)
- アニーズ(OZON)(東京)(フレンチ系キッチン)
- Aria & Aura(OZON)(東京)
実物を見たら、お気に入りのポイントを3つ決めましょう
●デザイン・機能性・天板のいろ・扉の色

○デザイン
国内のキッチン同士、または海外のキッチンを比較してみて、細部にどのような違いがあるのかを知りましょう。
「海外のキッチンの方がすっきりシャープでかっこいいな」とか「国内メーカーのキッチン同士であっても天板の厚みのデザインが違うんだな」など。
またその際にはぜひメーカーの人にそのデザインの意図を聞いてみてください。例えば、システムキッチンで言うと、クリナップのセントロとリクシルのリシェルでは以下のような違いがぱっと見であるのですが、各社意図を持ってこのデザインを採用しています。
単に美しいから、と言うだけでは国内メーカーキッチンはそれらデザインを採用してないのですが、ショールームの方では、ベテランに当たらないとその辺りは詳しく聞き出せないかもしれません。

↑リクシルではフラットなデザインも採用できたはずだが、堅牢さ、力の入りやすさ、快適性にフォーカスしてこのデザインを選定している。
○機能性
引き出しの機能性や、水栓の機能性、シンクの機能性を細かく見てゆきましょう、大いにして国内キッチンメーカーではそれらの性能で戦っているくらいなので、かなり特徴があります。


一方で、開発力の点ではメーカーに勝てない国内オーダーキッチンや海外キッチンは、割とシンプル。特にシンクなどは「これしかないの?」と言うステンレスの四角い箱だけのものがかなり多いです。海外キッチン、国内オーダーキッチンは「デザイン」が一番の売りですので、機能性よりもデザインを重視して開発を行っています。

↓水栓やシンクにも涙ぐましい開発の努力が日本のメーカーキッチンには見て取れます。海外にはおそらく太刀打ちできない開発力です。有名な海外水栓のグローエも今やリクシルの傘下ですし。。。


○天板の色・扉の色
国内メーカーキッチンは、扉色・天板のデザインは数種類の選択肢から選ぶことになります。
最近ですと、かなりデザイン性も上がってきていますし、何より国内メーカーのシステムキッチンはシンクに開発を入れておりますので、ステンレスではなく、カウンター色に合わせたシンクを選べる会社もあります。

↑リクシルリシェルSIはセラミックトップとシンクの色を全て合わせられると言うことを実現させております。それでいて、水流も考えて汚れにくいシンクの開発をしているので、これはとてもオーダーキッチンや海外キッチンでは真似できません。

↑キッチンハウスで扱う天板。オーダーキッチンでは基本的に全ての天板を網羅できる。
いくらくらいでできるのか知りましょう
最後に一番大切なのは"予算"です。
各キッチンメーカーがカタログで金額を提示していますが、一般的には交換工事となると壁づけのキッチンで130万円前後から、対面+背面収納で200万前後から快適なシステムキッチンリフォームが可能です。
本当はもう少し安い金額のキッチンもございますが、おそらくデザインと機能に興味のある方にはおすすめしても意味がないと思いますのでここでは解説は避けたいと思います。
また、国内オーダーキッチンはおおよそ250〜350万円前後から、海外キッチンは400~600万円前後からが相場といえるでしょう。
青山にショールームを持つような海外のキッチンでは、1000~4000万円のキッチンもございますので、かなりこの業界の2局化が進んでいえるともいえるでしょう。
おまけ(宣伝):コスパよくデザインキッチンを叶えるには?
価格とデザイン、機能など多角的にお客様に合ったキッチンをご紹介
ちょっと宣伝になってしまいますが、このブログの本体であるデザインキッチンTOKYOでは、一般的な国内システムキッチンからクチーナやキッチンハウスなどの国内オーダーキッチン、そしてアルミルモとジーマティックという選ばれた海外輸入キッチン、これら全てを取り扱っておりますので、デザインと機能を両立させながら、予算と照らし合わせてキッチンのリフォームが可能です。

↑例えばこんなカウンターも 本体価格(施工費込,リフォーム費用別途)で270万円前後から
おしゃれで快適なキッチンリフォームをしたいという方はぜひこちらへご相談いただければ幸いです◎