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ドイツとイタリア / 海外輸入キッチンの特徴・比較 [2024年更新版] | 各社の違い,グレードの差,おしゃれな海外キッチン特集 | デザインキッチンTOKYO

ドイツキッチンとイタリアキッチンの違いや特徴などを解説しています。

2024年4月2日

 

海外輸入キッチンの特徴と比較

今回はドイツとイタリアのキッチンを中心に、国内で2024年現在扱われている海外輸入キッチンの特徴と比較を簡単に解説したいと思います。 

現在日本国内で主流の輸入キッチンは?

→ドイツとイタリアのキッチンが主流です

ドイツキッチン vs イタリアキッチン

実は栄枯盛衰の激しい海外輸入キッチン。入れ替わりを繰り返しながらも、基本的には「ドイツ」と「イタリア」のキッチンが日本国内マーケットの主軸を担っています。

(ドイツキッチン vs イタリアキッチン)は果たしてどのような違いがあるのでしょうか

ドイツとイタリアのキッチンの主な違い

資産価値としてのドイツキッチン

ベンツなどの車や工業製品からもわかるとおりドイツの製品は「質実剛健」。

そのしっかりした造りから、「資産」としてみなされており、ドイツでは賃貸マンションなどでは元々キッチンがついておらず、住む人が引っ越すたびにキッチンを「家具」のように持って引っ越しをするくらいだそうです。

アートとファッションのイタリアキッチン

一方でイタリアのキッチンはフェラーリやファッションブランドなどからもわかるようにどちらかというとファッション、スタイル、トレンドを重視し、インパクトのあるデザインが質実さ、資産性よりも目につきます。

海外キッチンの価格的な

どちらのキッチンも一概には言えませんが、基本的には高級グレードにあたる価格帯の展開が日本国内では軸となっています。

一般的な感覚からいっても、1500~4000万円前後のキッチンセットが多く見受けられますし、材質やメーカーによってその開きも大きいです。

ただ、購入されるお客様の多くは基本的には富裕層の方が多く、自宅もしくは別荘に設置を希望されるケースが多いようです。

1.5倍ほどの価格UPがエントリー価格となります。

例えば日本国内オーダーキッチンの雄である「クチーナ」で同じようなキッチンをオーダーした場合、海外キッチンではスタートが1.2倍~1.5倍ほどからのプライスとなってきます。

そもそもが海外のこれらのキッチンをオーダーするようなお客様は「他と違った」「オリジナリティ」「特徴のある」デザインを欲していることが多いので、金額的にはあまり比較にならないかもしれませんね。

リフォームや新築など、キッチン部分のみだけで1500~4000万くらいの費用をかける方が多い気がします。

ドイツとイタリアのキッチンの紹介

ドイツキッチンの主軸 / 5つの高級キッチンメーカー

国内で取扱のあるキッチンでは、ハイエンドジャンルでは以下の5社がここ数年主軸となってきておりました。特記なきものが基本的には関東圏を軸に提供されています。

  • プルトハウプ
  • ポーゲンポール
  • ジーマティック
  • ツァイコ(現在撤退。取扱停止) → エガーツマン*関西圏での取り扱い
  • アルミルモ

また、上記でも記載した通り、ツァイコに代わり、そこに最近新規で名前を並べるようになってきた、エガーツマン(eggersmann / ドイツ)というメーカーがあります。

これ以外には「ノビリア」キッチンがありますが、ノビリアは日本におけるIKEAのような扱いなのでここでは除外します。

 

ドイツキッチン各社の違い

細かい各社の違いは以下の記事で説明をしていますが、どのメーカーも基本的な作りはハイエンドなものなので、デザインや作り込みに関しては甲乙つけ難い印象です。

関東圏でおすすめなドイツキッチン2社選出

どのドイツキッチンも捨て難いですが、ここでは「選べる色柄選択肢の豊富さ」という観点からアルミルモとジーマティックの2社をおすすめしたいと思います。

アルミルモ社

クラシカルなデザインからモダンなデザインまで選びやすいアルミルモキッチン。

上代平均単価は1000万円前後から。

ジーマティック社

堅牢な作りとこだわり抜いたデザインのジーマティックキッチン。

上代平均単価は2000~2500万円前後から。*上記画像の展示品は4000万円前後の構成。

***

こちらの2社はデザインの選択肢が多く、他のドイツキッチンと比べると検討をしやすい海外輸入キッチンかと思います。

価格はアルミルモは上代平均単価1000万円前後から、ジーマティックは2000~2500万円前後からをイメージされるとよろしいかと存じます。

関西圏でおすすめなドイツキッチン1社選出

関西圏であればエガーツマン(eggersmann)のキッチンがおすすめです。

天然石の扉や無垢の真鍮の扉などを用いた、独特のデザインが特徴で、それでいて幅広い汎用的な扉柄も選ぶことができ、海外キッチンの検討を進める上では見ておく必要のあるブランドかと思います。

以下のような無垢の真鍮を用いた独特のデザインや、

天然石を用いた独特のデザイン。

*エガーツマンのキッチンは現在関西(大阪)にのみ実機展示なので、大阪のショールームにて商談を進めることができるお客様へのみご紹介をしている商品となります。ごめんなさい。*真鍮や石目のキッチンがご希望でしたら、関東であればValcucine(イタリアキッチン)で叶えることもできます、以下の以下のイタリアの章を参考下さい。

*参考:生粋のドイツ資本のキッチンは、現在「プルトハウプ」と「エガーズマン」の2社のみに。

キッチンブランドを取り巻く環境も年々変化しており、生粋のドイツ資本のキッチンはプルトハウプ、エガーツマンの2社になってしまいました。。。

 

イタリアキッチンの主軸

イタリアのキッチンはボフィやダーダを中心とした「サローネ系」の高級キッチンと、ユーロモービルなどのミドル価格帯の汎用キッチンの2分になっています。

近年では「Key」というメーカーが追加されました。

「key 」は元々は汎用キッチンだったのですが高級キッチンに負けないデザイン展開を広げてきて存在を増してきているといった状況となっています。

基本的に、イタリアキッチンは価格が高く、常にトレンドを取り入れた独特のデザインが特徴です。商業施設や、かなりこだわりの強いお客様におすすめです。

また、その中でも(残念ながら関西圏での取り扱いとなりますが) Keyのキッチンは選択肢が多く、トレンドを取り入れたキッチンが、国内オーダーキッチンより少し高いくらいの金額から選択できるので、これらのイタリアキッチン選択肢の中でも特に近年注目を集めています。

*現在、「key」のキッチンは弊社で取り扱いはありますが、見積もり/施工は関西のショールームに来社できる方のみとさせていただいております。近しいデザインを関東でお求めであれば「Valcucine」がおすすめです。

2024.4月追記:イタリアキッチン「Valcucine」取り扱い開始しました!

平均上代単価:1500万円~3000万円前後

海外キッチンを検討する上で注意したいポイント

納期が6ヶ月前後からということ

依頼に2週間、本体の製作に4-8週間前後、コンテナ船便で1.5ヶ月、通関に2週間…と、実際には複数の工程があるので依頼が決まってから納期に6ヶ月前後かかることが主です。

国産オーダーキッチンよりもチョピット割高

国産オーダーキッチンであるクチーナなどで、メラミン扉でオーダーした場合と条件を合わせたとして比べると、

イタリアキッチン(KEY等)で2割り増し、ドイツのエガーツマン等でいうと1.5倍くらい

の価格の増加をイメージされるとわかりやすいかもしれません。

一方で、あくまでこれはメラミン扉の場合であって、そこから突板や天然石などとグレードをあげてゆくとドイツキッチンの場合では段階的に費用が追加になってゆくので個別で総額を認識しておく必要があります。

しっかりとショールームでスタッフに予算を伝えたうえで、扉やワークトップの素材選定に努める必要があるかと存じます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか

ドイツキッチンとイタリアキッチンでは、基本的にお客様の求めているものが異なります。

  • ドイツキッチンでは資産性も高く質実剛健なデザイン、
  • イタリアキッチンは高価格でも採用したい独特のトレンディなデザイン。

それぞれの特徴を踏まえたうえで、検討を進めると良いと思います。

検討には半年から一年以上の余裕、、そして1000万円以上の予算的な余裕があるといいかもしれませんね。デザインでこだわりだすと、こういった海外輸入キッチンで「アイランド+背面収納」になるとおよそ1000万円〜多くて4000万円になることもあります。予算とデザインをしっかりと見極めましょう。

そしてデザインと予算によっては国産オーダーキッチンの方がいいかなども一緒に検討してゆきましょう!ご不明な点があればお気軽にご相談くださいね。