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キッチンハウスとクチーナ、どう違う?

キッチンを知る~希望予算で理想のキッチンリフォームを叶えるために

2020年3月17日

キッチンハウスとクチーナ、どう違う?

キッチンを知る~希望予算で理想のキッチンリフォームを叶えるために

こんにちは、デザインキッチンTOKYOの石原です。

今回は、日本国内(特に都内)でも、オーダーキッチンの有名な会社、クチーナ(CUCINA)とキッチンハウス(kitchenhouse)について書いて行こうと思います。

いづれのキッチン会社もオーダーキッチンを得意としておりますが、それぞれ特徴とする売りがございますので、それを簡単に書いてみようと思います。

クチーナの特色

●女性的なかまち造りの扉デザイン

クチーナの特徴は女性的で美しい、かまち扉の選択肢があることです。

かまちの種類と扉の色でバリエーション豊かな貴女だけのオーダーキッチンが叶うことが最大の魅力ではないでしょうか。

すべて注文を受けてから作成するので、パッと価格が出ません。ご興味のある方はぜひご相談いただければ私からお答えさせていただきます。

●天然木や突き板のバリエーションも豊富

ソリッドなパネルから表情豊かな天然木まで扱えるので、上の画像のようなメリハリのきいたコーディネートも可能になります。

(後述しますが、キッチンハウスのように)メラミン化粧板やオレフィンシートの選択もできます。

これら豊富な、迷ってしまうほどのカラーバリエーションを扱っているのは本当にオーダーキッチンの良さでもあります。国内メーカーキッチンではこうはいきません。

 

(トクラスでは国内メーカーキッチンで唯一オーダーカラーができますので、-足下収納など-機能を保ちながらお好みのカラーでの作成は可能ですね。とはいえ、クチーナの突き板やオレフィンシートの表情にはやはり届かないと言えるでしょう。この辺りは価格かデザインをとるかで選定が分かれるところですね。)

●天板の選択肢は、基本的には制限がないと考えていいです。

水晶のキラメキが美しいクオーツストーンのカウンタートップ、人造大理石、セラミックトップ、木目のメラミン天板、ステンレス天板等、(特殊なマーブル模様のキッチンを除いて)基本的にはすべてのデザインが選定可能です。

↓こんな感じの天板はクチーナ、キッチンハウスでも標準では扱いがありません。(デザインキッチンTOKYOではお客様のご要望があればこれらも対応可能です)。

●キャビネット内部の表情にまでこだわりが…

国内キッチンだと、プレーンのホワイトかグレー、ブラックが関の山のキャビネット内部ですが、クチーナのオーダーキッチンでは内部の色にまでしっかりとこだわれる、オートクチュールの名にふさわしい仕様です。

キッチンハウスの特色

●キッチンハウスの扉にもかまち造りはありますが、よりモダンスタイルになっています

クチーナのかまち扉と比べると、よりモダンなスタイルのかまちデザインを採用しています。上の画像も、ダークグレーと一言で行っていますが、色味を感じ取れるとても上品なダークグレーのかまちデザインですね。

●キッチンハウスはなんといってもメラミン化粧板

キッチンハウスはそもそも高圧メラミンワークトップの自社開発・生産をしているメーカー。大工さんなら誰でも知っている、測量機など作っているTAJIMA(タジマ)と同じ会社です。

そんなこともあって、一番の売りはメラミンを使用した天板、そして扉材の表情。

アクセントのある突き板の扉柄から、ナチュラルな木目柄まで。

 

木目柄の選択肢はクチーナさんよりも多いのが特徴です。

●姉妹ブランドのグラフテクトは本体が75万円から

GRAFTEKTはkitchenhouseの高い品質と技術を継承しつつ、マスマーケット(より一般層)向けに生まれた新ブランドです。キッチンからダイニング、リビングまで、LDK空間をトータルに提案します。

天板もメラミンにできるので、キャビネットと同柄にすることも可能です。他社にはない表情豊かなキッチン、そして家具との一体感があります。

それぞれの特色を並べてみて

いかがでしたでしょうか。国内の主要オーダーキッチンメーカーである2社を比べてみて、それぞれに採用したい良さがあったのではないでしょうか。貴女はどちらのメーカーが気に入りましたか。

●一方で、国内メーカーキッチンにしかできない良さも

では、何でもかんでもオーダーキッチンでいいかというと、国内キッチンメーカーと比べてそれぞれにできることできないこと、設定があるものないものがあります。

(一般的なオーダーキッチンでは)

  • 開発に磨きをかけた水栓、メーカーのオリジナルシンク、メンテナンスのしやすいメーカー独自機構のレンジフードが採用できない。(通称、"メーカー三種の神器"と私は呼んでます。)
  • 最下部収納が採用できない(正確には基本設定にない)。

一方で、

(メーカーキッチンで普通はできないこと)

  • クオーツなどの特殊天板(タカラスタンダードを除く)
  • 特殊柄の扉、ライン取手の廃止、ノブ状の開戸取手の採用
  • 工夫された背面収納

それぞれの良さ、そして国内キッチンメーカーであるならばどこまで作り込むことができるのか、予算をみながら多角的に検討できるかどうかといったことが、おしゃれなキッチンリフォームを叶えるポイントかもしれませんね。

PS.今回ご紹介したクチーナのキッチン、キッチンハウスのキッチン、そしてもちろん国内メーカーキッチンをデザインキッチンTOKYOでは全て取り扱っておりますので、ご予算に合わせたデザインキッチンリフォームのご相談をお待ちしております。