キッチンリフォームの相場を考えるときにすべきこととは?
金額にとらわれると、それなりのリフォームに行き着きます。。。。

こんにちは、デザインキッチンTOKYOのイシハラです。
キッチンリフォーム の "相場" に関してのお問い合わせは、年間を通して少なくありません。
- 後悔したくない
- 同じ金額で良いものを手に入れたい
みなさん思うところは同じかと思います。
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ただあなたがもしキッチンリフォームを "デザイン" で検討されているのであれば、
結論から申し上げると、
相場を値段でいくら調べても 、良い結果は出ないと思います。
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その理由としては、ネットに載っている金額は
- なんの金額かがわかりずらい
表示金額には工事費用が入っているのかはわかっても、そのキッチンに設定されている扉のグレード、天板、換気扇のグレードなどが果たして安いのか、が見えにくくなっています。 - 比較しづらい
他社と比較する際に、金額だけで見ると、双方の違いを見落としがちです、逆に同じであっても金額の差が出ていることに気付きにくいです。 - 希望のデザインにたどり着けない
切り口が金額なので、自分の思い描いたキッチンにたどり着くころには、予算の2倍3倍先をゆく選択肢しか残っていなかった、というようなことが起きます。
時間と労力を徒労に終わらせないためにも、
予算を踏まえた上で、どのようにキッチンリフォームについて詰めてゆけばよいでしょうか??

闇雲に調べても、眠くなっちゃうだけですね。。
キッチンのデザインリフォームのポイントは3つ
1, メーカーの"定価"を知る

どんな商品が、どのようなデザインで、
(リフォームは抜きにして)メーカー販売価格でいくらで出ているかをまず知ることです。
それも、割引された後の金額ではなく、あくまで"商品上代"を知ることです。
つまり各メーカーのカタログやサイトに載っている金額です。
●なぜ、割引"後"の金額でみてはいけないのか?
それは、販売店、施工店などによって工事費を別にしていたりだとか、
諸経費を別途必要だとしたりだとか、
一般の方がさらっと商品の価格を把握して比較するのに
わかりずらくなってしまうからです。
したがって、まず覚えておいていただきたいのは、
⇒ まずはじめにメーカーホームページを訪れて、各社どのようなキッチンを出しているかをみてみてください。
オススメは、リクシル、トクラス、クリナップ、この3つ です。
(もう一つ挙げろと言われれば、パナソニックです)
(TOTOやタカラスタンダードをあげていない理由はまた別の機会にでも。。)
デザインを知る

世間には、デザインキッチンリフォームを行う選択肢として大きく2つあります。
- メーカーキッチンを使用する
- メーカー以外のオーダーキッチンを選択(オーダー)する
メーカーキッチンの場合は、さらっと各社のキッチンを見て気に入ったものがあればその画像を集めておいたり、また指名で検索してみると実際にそのキッチンがついた事例が出てきます。
オーダーキッチンの場合は一点一点がオーダーですので、施工事例を片っ端から調べてピンタレストやインスタグラムで集めておく必要があります。
これはうちのピンタレスト。海外のキッチンリフォーム の事例など、資料として定期的に集めています。
3, 組み込み機器を知る

これはオプション的な考え方ですが、
食洗機やレンジフード、ガスコンロなどの機器は国内品であればどのメーカーでも金額は同じでっすし、海外のメーカーであればメーカーキッチンの基本プラスに追加になるようなイメージです。
性能と合わせて、予算内にご自身が求める性能をどれくらい詰め込めるかがポイントになってきます。
まとめ
したがって
- メーカーの製品及び価格を知り
- デザインを知り
- 組み込み機器を知る
この3つがポイントです。
逆に言えば、それ以外のこと(リフォームの可能性、金額の調整)など、
あまり一般の方は考える必要はないと思います。
一番大切なのは、
- どんなキッチンリフォーム にしたいかということ
- いくらくらいで納めたいかということ
これをイメージされた上で、よき相談相手となるデザイナーや
インテリアコーディネーター、リフォームディレクターと会えるかということがポイントになってくるかと思います。

ドイツなどの海外では、キッチンは一生物で、引っ越しのたびに外して持ってゆく家庭もあるそうです。
日本では流石にそこまでの耐久性をキッチンに求めてない場合もあるので、一概には言えませんが、ぜひ、素敵なキッチンリフォーム を体験ください♪