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[プランニング事例] 予算250万円リクシルアレスタ検討| 港区40代主婦

実際に古くなったキッチンを入れ替えるときのプランニング参考1

2020年6月9日

[プランニング事例紹介]予算250万円リクシルアレスタ検討| 港区40代主婦

こんにちは、デザインキッチンTOKYOの石原です。

今日は、お客様から実際にご相談を受けているキッチンのプランニングに対しての提案を記してみたいと思います。

今回は予算に制限もあり、デザイン以上に機能性が重視とのこと。

ただ、ごくフツーのメーカーキッチンのプランニングであっても、リフォームを頼む会社によってプランニングにかなり差が出て参ります。

お客様の要望を踏まえた上で、それを2重3重にプラスアルファできるような提案力があるかどうかが見極めのポイントかと思います。

デザインよりも予算と機能性重視

私どもでは、国内メーカーキッチン全て、及び海外キッチン、オーダーキッチンを取り扱っていますが、やはり後者になればなるほど費用は掛かって参ります。

今回のお客様のご要望が、予算250万円、機能性重視ということでしたので、国内メーカーでも機能性に定評のあるリクシルのキッチン、アレスタをご案内いたしました。

アレスタを使用して、レイアウトを変えず、シンプルにリフォーム

今のレイアウトは以下の通り。

ただし、特殊なケースでカウンター奥行きが750ありましたので、一般的には通常のメーカーキッチンでは対応できません。普通にショールームですと話がここで止まります。

そこで私どもでは今回は、650mmのキッチンと段を分けて100mmの小物置をプランすることで既存のレイアウトとあまり変えずに提案を作成することにしました。

ご提案

概算でまずは税込み240万円前後となりました。(既存キッチン解体処分、内装費用含む)

------以下、お客様への対応をそのまま記載します。

)まずキッチンですが、ディスポーザーがあること、及び諸条件のためお客様の要望では、開戸でしたが、W1000の引き戸のタイプにしております。

  • (お客様の初期要望)狭いので開き扉→(回答)蹴込み収納がつけられない。また扉寸法も大きくなるので引き出しにてプラン作成。
  • (お客様へ初期提案)便利な引き出しのポケット収納→ディスポがあるため、コンロ側のみにしかつかない。その場合鍋が多いので、内容量との兼ね合いもあるため、一旦はポケット収納なしの普通の引き出しとしてプランしております。

背面収納について

)背面キャビネットは据え置きのタイプですと、右上に梁があるために微妙にプランが作成しづらく、添付のような左側に縦に長い収納のついたタイプのご紹介になりそうです。したがって、別個ではなく、キッチンと同メーカーの壁ビス留めの上下に分かれたタイプのものをご案内した方がよろしいかと考えております。*リクシルのプランシート、特注寸法のためパース図は実物と多少異なります。どこかというと、天井の収納不可のスペースが実際には絵的に15cmくらいありそうですが、実際は7cmくらいになります。

)背面キャビネットをメーカー品にするか、据え置きタイプにするかでの差額は、リクシルの背面吊り扉セットだと取り付け含めて23万円前後、別置きタイプ(パモウナ製)ですと約27万円となります。 *いづれも税別*現場お見積もりは前者のメーカー品にて計上中です。

↓これはパモウナ製の後置き背面キャビネット。これはこれで、上部収納が引き戸を選択できたり、用途によってメリットがございますが、今回のプランの場合ですと左にトール収納が入る形になります。

水栓について

)魚料理もされるということで、水栓についてはタッチセンサー内蔵の浄水器付きA10タイプをおすすめで載せています。こちらですと、水栓を汚さず、また手も濡らさずに便利な使用が可能です。

ガスコンロについて

)ガスコンロについては一番迷うところです。お見積もり上はグリル有りでもなしでもそれほど金額は変わりません。迷う点としては以下の通り。

)1つは、火力と魚を焼く上での使い勝手。ガスコンロの選定は、グリル上で魚を焼くということでしたが、強い火力という意味では+plusがいいかもしれませんが、カロリー数として標準的でいいのであればグリルレスかつ、引き出しにもできるリンナイのグリルレス(=グリル箇所は引き出しにできるので、出刃包丁など入れられます)がいいかもしれません。火力の差は300kcalほどで、実際にそれがどの程度の違いとして現れるのかは現時点では私からご説明が難しいです。

)また、魚のサイズ的にグリル内に入るのであれば、煙カットが高機能の最近のグリル付きコンロがいいとは思うのですが、おそらく旦那様は焼き加減をプロのように見ながら楽しみたいのですよね。。。

)グリル、火力について少しまとめましたので、以下も併せて参考いただければ幸いです。

最後に

このように、まずは様々な角度から、お客様のご要望に近いと感じれるものを幅を持ちながら提案に乗せてゆき打ち合わせを行います。

この打ち合わせをした後に、おおよそプランが決まって参りますので、契約に進みます。

通常、ヒアリングからこのレベルにプランと見積もりをまとめるためには2〜3回お会いして1ヶ月ほどお時間をいただくと思うのですが、私どもでは初回のご訪問お打ち合わせ時にしっかり採寸とヒアリングを行いますので、その後1〜2週間の間でのこのような提案が出来上がり、ほぼほぼかかりそうな費用とイメージを掴んでいただくことが可能です。

また、パッとみて、聞いて、大体の費用はその場でお答えできます。

 

極端な話、今回のような250万円ほどの予算で以下のようなキッチンにしたいという要望があった場合には、厳しいだろうとのご判断をその場で回答させていただいております。

(ちなみに以下のキッチンは本体価格だけで600~800万円ほどかかります)

お客様の貴重なお時間と期待を裏切らぬよう、プロの視点からお客様のご要望に最善のご提案ができればと考えておりますので、ぜひご不明な点ございましたらお問い合わせいただければ幸いです。

デザインキッチンTOKYO 代表 石原